天然木材|素材へのこだわり
屋外使用を前提とし、防腐・防蟻処理が施された天然木材をご紹介します。
原材料
ラジアータパイン
風憩セコロでは、ニュージーランド産のラジアータパインを使用しています。早生樹のため年輪幅が広く、大きな節が多く出るため木材としては低い評価を受けていますが、樹齢25~30年のラジアータパインをアセチル化することで屋外で50年使用することが可能です。
杉
本州、四国、九州に分布する日本の代表的な樹種です。ほとんどが人工造林されたものです。芯材は淡紅色から赤褐色、時に黒褐色、辺材は白色です。風憩セコロでは板目、柾目、節あり、無節などを用途に応じて使い分けています。
材質
アコヤ
木材に含まれる有機化合物中にアセチル基を導入する無水酢酸(アセチル化)処理を施しています。屋外で50年、地中および淡水中で25年間という耐腐朽菌耐用年数がメーカー保証されている “腐らない木材” です。また、耐久性能・寸法安定性能が高く、ささくれも起きないため、塗装の基材として最適です。
トライコヤ
メダイト・トライコヤ・エクストリーム略称です。上記と同様の処理によりアセチル化された木片をMDF にすることで、本来、水分や湿気に弱く屋内での使用が一般的なMDFの屋外での使用を可能にしています。メーカー保証も同じく、屋外で50年、地中および淡水中で25年間という耐腐朽菌耐用年数です。
K4ウッド
有効成分の薬剤を水に溶解した保存剤で、減圧・加圧注入処理をおこなう湿式ACQ処理を施しています。JAS規格K4性能に適応しています。処理後に含水率が増加し、寸法変化が起こるため十分な乾燥時間が必要です。また銅を含んでいるため、淡い緑色に仕上がります。
AQ1ウッド
油溶性の薬剤を使用した加圧式防腐・防蟻処理である、乾式AZN処理を施しています。水を使用しないので処理後の寸法変化がほとんどなく、再乾燥の必要がありません。AQ1種の認証を受けています。また、表面も処理前と全く同じ色をしています。ただし湿式処理と比較して高価です。
LVL
単板積層材(Laminated Veneer Lumber)、丸太をかつらむきのように薄く切削した単板を積層した材料、木目の面と積層面との二つの表情を併せ持っています。保存処理には油溶性の薬剤を使用した加圧式防腐・防蟻効果のある乾式AZN処理(AQ2種相当)を採用しています。
CLT
直交集成板(Cross Laminated Timber)、ひき板を繊維方向が直交するように積層接着
したパネルです。保存処理には油溶性の薬剤を使用した加圧式防腐・防蟻効果のある乾式AZN処理(AQ2種相当)を採用しています。
色
半造膜 RWC
水性塗料のため塗りやすく、柔軟性のある成分が剥がれにくく堅牢な塗膜をつくります。日本建築学会 JASS18 M-307(木材保護塗料塗り)規格適合品です。風憩セコロではウォルナット色、ドリフトウッド色、クリアの3色を基本色としています。
半造膜 S100
シリコーンゴムとアクリルのハイブリッド塗料。従来の硬い被膜のアクリルシリコーン塗料とは異なり、シリコーンゴムの弾性被膜が木材の膨張と収縮を緩和することから、優れた色持ちと耐候性、撥水性、通気性をより長く発揮します。風憩セコロでは着色をできるだけ押さえたベージュ色を基本色としています。
半造膜 WWC
水性塗料のため塗りやすく、油、溶剤のニオイがしません。日本建築学会 JASS18M-307(木材保護塗料塗り)規格適合品、燃えにくい塗膜「難燃 1 級試験合格品」です。 風憩セコロでは塗装後1年で美しいシルバーグレーの表情を醸し出すシャビー色を基本色としています。