文系出身で技術職の道へ。思いきって飛び込んだものづくりは面白さとやりがいに満ちている 製造部製造課 主任(平成27年入社) 小笠原 伸

文系出身で技術職の道へ。思いきって飛び込んだものづくりは面白さとやりがいに満ちている

製造部製造課 主任(平成27年入社) 小笠原 伸
本当にやりたい仕事を、風憩セコロで見つけました

——小笠原さんは意外にも文系出身。なぜ技術系の製造部を志望したのですか?

祖父が大工をしていた影響で、ものづくりには昔から興味がありました。でも大学は文系の学部に進学したため、専門知識が求められる技術職には就けないと、就職活動のスタート時から諦めていました。そんなとき目に留まったのが風憩セコロの会社パンフレット。街に溶け込む景観材の一つひとつがどれも魅力的でした。特に、東京スカイツリーの近くに設置された展望デッキやソーラー照明灯がカッコよかったですね。

しかも、ものづくりの現場は理系学部や工業科の出身者を採用する場合が多いのですが、風憩セコロは文系でも
OK。「この会社なら自分のやりたいことができるかもしれない」と直感が働きました。営業という選択肢もありましたが、ぜひチャレンジしたくて製造部を志望しました。

つまずいても、そばで支えてくれる先輩がいます

——製造部は専門的な知識や技術を必要とする部署。未経験からスタートすることに不安や焦りもあったと思います。

入社当初は工具の名前も知らない、図面を読むこともできない状態で、基本的なことから学ぶ必要がありました。とにかく覚えることだらけ。1年目は先輩の下でがむしゃらに働きました。でも、辛いとか苦しいなどと思ったことは一度もありません。新しい知識や技術が身についていく感覚が楽しかった。なにより、分からないことがあれば先輩たちが嫌な顔ひとつせずに丁寧に教えてくれるので、途中で投げ出すようなことはなかったですね。

個人が直面した課題もチームワークで 乗り越える、風通しのいい職場です

——製造現場や工場には、「暗い」「暑苦しい」「黙々と作業する」
といったイメージを持つ人も多いようですが……。

弊社工場には閉塞的な空気は全くありません。作業スペースが広く開放的なこともあって、作業台を囲んで気軽に相談しやすい環境です。いい距離感を保ちながら仕事ができるので、工場というより工房のような感じ。雰囲気は常に明るいですよ。毎週金曜には全員でミーティングを実施。課題を検証したり、解決策のアイデアを集めたりと、意見交換を積極的にしています。こうした情報共有の場をつくることが結果としてチームワークを高め、風通しのよい職場になっています。

一からつくり上げる面白さ。 やり遂げた達成感は大きいですね

——入社6年目の今、どのような点にやりがいを感じていますか?

初めて現場を任されたのが2年目のとき。豊洲(東京都江東区)の現場でした。材料の発注から試行錯誤を重ねてようやく完成に導いたので、無事に出荷できたときの達成感は大きかったですね。後日、その現場を見に行ったのですが、本当に感動しました。現在、担当した現場数は増えましたが、デザインや図面を製品化するにあたり難しい局面にも直面します。さらに技量を磨いてもっと頼れる存在になりたいですね。

弊社製造部の場合、加工から仕上げ、検査、納品までを1人で担当させてもらえるのが大きな特徴です。しかも、オーダーの多くが用途や環境に合わせた特注品のため、使用する部材や加工プロセスも様々です。今回はどういうふうにしよう、何が必要だろうか。毎回しっかり戦略を練ってから取り組むのですが、そうした自分の考えを反映させながら、一からつくり上げてカタチにしていくことが醍醐味。変化に富んだものづくりに面白さとやりがいを感じています。

失敗から得る学びや気づきをもとに、 幅広い視野を身につけたいです

——自分が手がけたモノが街の一部になっているなんて、風憩セコロの仕事ならではですね。完成したときの喜びはひとしおだと思いますが、失敗も経験したのではないですか?

失敗はたくさんあります(笑)。出荷前のチェックでは問題が見当たらなかったのに、納品先で想定外のことが起きてしまう。なんてことも時にはある。製品化する難しさを痛感します。ただ、どんなに一生懸命
やっても失敗するときはするもの。失敗して「もうできない」と諦めるのではなく、それを無駄にしないためには「どうやったら次に生かせるか」が大事。先輩や上司のアドバイスを参考にしながら、どんな課題にも対処できるように幅広い視野を身につけたいと思っています。

プライベートは気心知れた仲間と リフレッシュしています

——生まれも育ちも大阪の小笠原さん。現在は関東工場のある埼玉で一人暮らしをしているそうですが、仕事のオンとオフをどう切り替えているのですか?

後輩や同期と仲がいいので、仕事終わりにみんなで食事に行くなど、業務時間外でも一緒に過ごすことが多いですね。仕事の話ももちろんしますが、旅行の計画とか、プライベートな話題がほとんど。気心知れた同僚と和気あいあいとしながらリフレッシュしています。

他社から見ると驚かれるかもしれませんが、たまに花田正実社長から食事に誘われることもあるんですよ。そのときは今任されている現場の話を聞いてもらったり、前向きな夢のある話題で盛り上がったり。ざっくばらんな会話の中からアドバイスしてくださることも。将来のビジョンや社員への思いなども経営トップから直接聞くことができるので、こうした時間も私にとっては貴重な機会。風憩セコロの一員であることを再認識し、仕事の糧にしています。

ものづくりの楽しさや喜びを 共有できる仲間がいます

——仕事もプライベートも充実し、これからの活躍がますます楽しみです。今後の目標を教えてください。

弊社全体の目標でもある作業の効率化です。入社してすぐは目の前の仕事をこなすだけで精いっぱいでしたが、今は次の作業を見据えて行動できるようになりました。納期までのスピードと製品の精度を上げるために、使用する金具1つからこだわりを持ち、協力会社の方や派遣スタッフさんと連携をとりながら、業務を円滑に進められるように努力したいと思います。

——最後に、就職活動中の後輩に向けてメッセージをお願いします。
専門的な知識や経験がなくても、ものづくりに興味があれば大丈夫!
一緒に働く仲間が全力でサポートしてくれるので安心です。風憩セコロに、ぜひ飛び込んできてください。ものづくりの面白さを共に分かち合いましょう!