東京都江戸川区中川護岸において、中川の堤防に取り残された方々を葛西橋へ避難させることができるアルミ階段を納入いたしました。
階段はアルミ構造体に再生木材セコロウッドのデッキ材を組み合わせた仕様で、水辺環境における重量負荷を軽減するため、軽量なアルミ材を採用しています。
階段の両側には手すり2段付きの高欄を納入し、避難時の安全性を確保しています。
SP種の高欄は橋や人の滞留が予想される箇所に求められる高い設計強度基準を満たしており、防護柵設置基準に準拠した仕様となっています。
アルミ形材は耐候性に優れ、河川沿いの厳しい環境下でも腐食の心配がありません。アルマイト処理を施すことでさらに高い防錆性を実現し、長期間にわたって安定した性能を維持します。
葛西橋周辺は荒川と隅田川が近接する低地帯であり、大規模水害発生時には広範囲にわたる浸水が予想されます。この階段は平常時には河川テラスへの快適なアクセス路として機能し、災害時には生命線となる避難経路として地域住民の安全を守ります。




