岩手県の御所湖広域公園は、湖畔の景色と四季折々の森が楽しめる自然豊かな公園です。園内には湿地の植生観察ができる木道や、水辺の遊び場に続く八ツ橋、広場まわりのベンチなど、木質感のある施設が多く整備されていますが、長年の使用により床板や座板の傷みが進んでいました。
今回の改修では、積雪や凍結のある気候でも安心して使えることを重視し、アルミ押出形材の表層を再生木材で一体化したハイブリッド材「セコロウッド2(SW2)」が採用されました。
湿地に伸びる木道デッキと折れ曲がりながら池を横切る八ツ橋には、再生木材 145×30の床板を用いたデッキシステムを納入しています。アルミ構造体と組み合わせることで、従来の無垢木材より軽量でありながら高い強度を確保でき、雪荷重や凍結による劣化リスクを抑えています。
広場や駐車場まわりのベンチは、既存のコンクリート製基礎を活かしつつ、座板部分に再生木材を使用した座板ベンチを納入しています。
円形花壇を囲うカーブベンチにも同じ座板を用いることで、園内の景観に統一感をもたせています。










