隅田川京成線上流地区は、東京都内を流れる隅田川沿いに位置し、京成本線が川を渡る地域です。この地域は隅田川の両岸に住宅地が広がり、災害時の避難経路確保が重要な課題となっています。
こちらの隅田川京成線上流地区へ、災害時の防潮堤越えを目的とした避難施設として、アルミ階段と転落防止柵『ビスタ SWSP』、アルミフェンス『P-GT』、ベンチを納入しました。
災害時に住民が安全に防潮堤を越えられるよう整備されたアルミ階段は、軽量で耐候性に優れたアルミ材を使用しています。河川沿いという立地特性を考慮し、腐食に強い材質を選定することで長期間にわたり安心してご利用いただけます。
階段部には転落防止柵『ビスタ SWSP』の手すり2段付きタイプを納入しました。SWSPは防護柵設置基準のSP種強度を担保した設計で、橋梁や人の滞留が予想される場所に適した高い安全性を持つ転落防止柵です。災害時の緊急避難という用途においても、多くの人が安全に移動できる設計となっています。
また、住宅側に面した箇所には、住民のプライバシーに配慮し、目隠し用のポリカーボネート板を組み合わせた仕様となっています。
また休憩用のベンチも併せて納入し、平時には地域住民の憩いの場として活用いただいています。
風憩セコロの製品はアルミ材を主体とすることで軽量化を実現し、河川沿いの護岸整備において重量制限のある場所でも安心して設置いただけます。また、災害時という緊急時においても確実に機能する耐久性と安全性を備えており、地域の防災力向上に貢献しています。