綾瀬川は荒川水系の一級河川で、都市部を貫く水辺空間として地域住民に親しまれています。その綾瀬川沿いの六町地区で、地域住民の憩いの場創出を目的とした環境整備に、風憩セコロから複数の製品を納入しました。
堤防へのアクセス改善として、特注品のアルミ階段を納入しました。アルミ材は鋼材と比較して軽量で耐候性に優れており、河川沿いという水辺環境での使用に適しています。また、重量負荷の少ないアルミ材の採用により、河川護岸への構造的負担を軽減しています。
テラス沿いには約30mにわたって、プランター台機能を併せ持つ階段型ベンチを納入しました。この階段型ベンチは肘掛けを組み合わせた特注品で、段差を活用してベンチとしての機能と植栽スペースとしての機能を両立させています。
さらに、通常型の座板ベンチを18基納入しました。
これらのベンチは再生木材製の座板を持ち、コンクリート擁壁などに取り付けることで既存構造物を活用した憩いの空間を創出します。廃木粉と廃プラスチックから作られる再生木材は、耐候性に優れ「割れ」「ささくれ」が起こりにくい特性を持つため、水辺という環境でも長期間安心してご利用いただけます。
また階段部には、SP種転落防止柵『ビスタ SWSP』の手すり2段付きタイプを納入しました。SP種は歩行者等の滞留が予想される区間や橋梁部に設置される高い設計強度を持つ転落防止柵で、集団による荷重を想定した設計となっています。手すり2段付きにより、大人から子供まで幅広い利用者の安全な移動をサポートします。