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NY-56
星 月 夜

星 月 夜

ニューヨーク近代美術館 MOMA

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ゴッホの「星月夜」(The Starry Night)。見たかった1枚です。濃紺の夜空と黄色の月や星のコントラストが鮮やかです。躍動感のある筆跡が今描いたかのようです。盛り上がった絵の具のマチエールが今まで感じた事のない感動を覚えました。その場にゴッホがいるような感覚です。近くに寄って筆跡を1本1本なぞるように見ました。引いた全体の構図は写真やネットでも見られますが、筆跡のリアリティは現場ならではの迫力です。左下からアップでササッと撮影しました。
NY-50
日除ベンチ テンション スポンサー

日除ベンチ テンション スポンサー

ミッドタウンイースト イーストリバー・エスプラナード

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僕らのプロダクトにもある「日除ベンチ」です。特徴的なフォルムと鮮やかなイエローの側面、テンションがかかってないけどえぐられた形状のオーニングが水辺を感じさせます。ダレて取り付けられているのが残念ですが、ビール会社のロゴがしっかり目に焼きつきます。上の写真で言うと左が北。太陽光は終日、背後から迫ってきます。後ろの建築物から太陽が顔を出してからの4時間位が、このプロダクトの仕事時間です。4点でターンバックルで回してアイボルトに引っ掛けるだけの簡単な取り付け方法です。ダレてるのはプロの仕事ではなくここの従業員が設置したのかも。季節によってスポンサーが変わるからその都度オーニングをチェンジするのかもしれませんね。
NY-49
笠木 せり出し 意味不明

笠木 せり出し 意味不明

ミッドタウンイースト イーストリバー・エスプラナード

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天然木材の笠木と溶融亜鉛メッキ仕上げスチール材支柱の高欄。中心から3本の支柱だけ前にせり出しています。水平荷重が架って曲がったわけではないようなので、意図的に傾斜をつけたのでしょう。何の為に??現場にしばらく佇んで考えて見たけど意味不明。フォルムやデザインだけでやっているとしたら今回の旅では初めてです。どんな奇抜なプロダクトや配置、カラーリングでもそのデザインには意味があるものばかりだったのでこれは謎やなぁ。今も考えてます。
NY-48
人口海浜 ビーチバレー ビビッド

人口海浜 ビーチバレー ビビッド

ハドソンリバー・グリーンウェイ ミートパッキング

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人口海浜のビーチ。ビーチバレー用のコートが常設されています。パラソル、リクライニングチェアはコバルトブルー。先端のデッキ広場のリクライニングチェアはショッキングピンク。ビビッドな色で攻めてます。日本では景観資材のカラーリングは景観3色が基本です。彩度を落として、周りに馴染むダークブラウン、ダークグレー、グレーベージュの3色。どちらが良いという事ではありません。何でもかんでも景観3色ではなく、設置目的を明確にする事でオープンスペースで使われる色は決まってくるなぁと思いました。賑わいが欲しい場合は混雑になる事が無いよう、しっかりデザインされたカラーリングも必要ですね。
NY-47
パーゴラ 右向き 左向き

パーゴラ 右向き 左向き

ハドソンリバー・グリーンウェイ ミートパッキング

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自転車専用道路ハドソンリバー・グリーンウェイにはハドソン川に突き出た埠頭を再整備して広場にしているところが数多くあります。この写真の広場にはリラックスベンチ(またまた登場)とセットでパーゴラが設置されています。面白いなぁと思ったのがベンチの向き。左側の景色のみ見れるように置かれています。この場所からは、右向いても左向いても見えるのはニュージャージーのビル群と手前にはハドソン川。ただし左の方には遠くに自由の女神が見えます。だからかなぁと思いました。左が南、正面(この写真では奥)が西、ベンチに寝転ぶとほぼ1日正面から太陽が照り付けます。従って常にベンチに影ができるようパーゴラは左に寄ってます。正面から太陽が照りつける時はタ暮れ。ベンチに寝そべって首を右に降ってサンセットを眺めます。
NY-46
ハーレムの熱い日々 吉田ルイ子 高校生

ハーレムの熱い日々 吉田ルイ子 高校生

ハーレム W.25th St.

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出発前に高校生の頃に読んだ吉田ルイ子さんの「ハーレムの熱い日々」を読みました。2024年春に彼女が亡くなった事がきっかけで再読したくなったからです。今回のニューヨーク行きが決まった時、この本に出てくる60年前のハーレムの息遣いか少しでも肌感覚で感じられればいいなぁと思って125丁目にあるアポロシアターに行く事を思い立ちました。毎週水曜日のアマチュアナイトのチケットを事前に予約し、夜一人で歩くのは危険だと言われているハーレムに地下鉄で行き125丁目の駅降りて緊張感を持って歩いて行きました。通りには白人の観光客がちらほら、劇場内も半々くらいの割合で観光客風のお客さんでした。ハーレムの息遣いとは無縁の夜でした。ブラブラ歩きたい衝動を抑えて地下鉄でミッドタウンまで帰りました。
NY-44
沈下 洪水 強靭化

沈下 洪水 強靭化

ブルックリンブリッジ イーストリバー

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ブルックリン側からマンハッタンへ帰る途中の光景です。高層ビルを掃除している作業員を見つけました。それにしても高いビルばかりです。聞くところによるとマンハッタン島は1年で1~2ミリ程度沈下しているらしい。川沿いのリバーサイドは見晴らしが良いから誰もが住みたい→高くした方が儲かる→摩天楼の完成。特にこのブルックリンブリッジがあるロワアー・マンハッタン地区は海抜が1~2メートル以下。洪水のリスクが高いとされています。今後、100年に1度の洪水に耐えられるよう防潮施設を設置する計画があるようです。温暖化、異常気象、ハリケーン、台風、沿岸の強靭化事業はどの国も同じですね。
NY-43
床板 ハードウッド コーチスクリュー

床板 ハードウッド コーチスクリュー

ブルックリンブリッジ イーストリバー

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ミッドタウンイーストからブルックリンブリッジまで自転車で走って、ステーションに返して橋を歩いて渡りました。東からのぼる太陽を真正面に受けてマンハッタンからブルックリンまで。朝早いせいか観光客はまばらです。床材はハードウッド、幅80mm、目地15mm。目地の隙間から川が見えます。十字アタマのコーチスクリューは逆回転してアタマが飛び出てます。オイオイ大丈夫か?ところどころ床板を張り替えたような箇所も見受けられるので、しっかりメンテナンスはされているようです。1883年竣工だから140年。鋼鉄のワイヤーを使った世界初の吊り橋。僕は自他ともに認める鉄フェチ。しっかり鋼鉄ワイヤーに触ってそのサビ鉄の香りをインプットしました。
NY-42
地下鉄 作業員 ニューヨーカー

地下鉄 作業員 ニューヨーカー

マンハッタン グリニッジ・ビレッジ

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この日は仕事終了後、地下鉄BラインにのってW4St-Wash Sqまで。グリニッジ・ビレッジにあるブルーノートにウェイン・ショーターの楽曲を演奏するトリビュートライブを聴きに行きました。東京青山のブルーノートと違って小さなハコです。入り口の窓際の立見カウンターで1時間、生演奏を楽しみました。帰りはワシントンスクエアでニューヨーク大学の学生のお祭り騒ぎを見て、7番街を歩いてホテルまで。ブライアントパークのビストロチェアとテーブルがきれいに片付けられて入り口の門が閉まってました。スケートリンク設営作業をしている作業員の仕事ぶりをしばらく眺めて、いつものパブでギネス飲んで帰りました。いっぱしのニューヨーカーになった気分でカッコつけてる自分が恥ずかしかったです。
NY-41
笠木 厚み メリハリ

笠木 厚み メリハリ

クイーンズ ハンターズ・ポイント・サウス・パーク

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ハイバックベンチの前面にある転落防止柵の笠木です。厚み6mmの鉄板を曲げて作ってます。これだと象が乗っても壊れないですね。支柱は1mピッチで固定された見付12mmのフラットバー。象が乗ったら一発で曲がります。何故このバランス?答えは下の別の角度から撮った写真で解決しました。ベンチが置かれている場所は川側に張り出しています。その張り出した前側は上の写真の笠木付きの高欄ですが、右側は笠木が付いていません。メッシュのフェンスのみです。右側から川を見ても借景となるものが何も無いので、ベンチも置かれていません。そこには人が寄りつかないだろうという考えで笠木は取り付けていないと考えられます。同じ製品を使用して、人が大勢寄りかかるだろうと思われる部分にだけ笠木を取り付けてます。メリハリの効いた製品のチョイスだと思います。でも笠木の厚みは3.2mmで良いと思うけどなぁ。
NY-40
ハイバック ベンチ 一石二鳥

ハイバック ベンチ 一石二鳥

クイーンズ ハンターズ・ポイント・サウス・パーク

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ハイバックのベンチ。後ろから見座っている人はほぼ見えません。2人掛けと4人掛け、均等に配置されています。借景はマンハッタンミッドタウンイーストの摩天楼です。このベンチの後ろには階段ベンチが3段、その上は屋外カフェエリアです。後から借景を見た時、一般的な高さの背付きベンチだと座っている人の動きが気になります。ハイバックにする事によって壁を作り見えないように仕向けてるんですね。前側のハイバックベンチに座っている人も自分の動きが監視されなくて、気持ち良い。一石二鳥です。ハイバックベンチの後ろに広告が付いていないのもありがたい。でも何年後かには大きなQRコード看板が付くかも。
NY-39
眺望スペース 縦格子 検証

眺望スペース 縦格子 検証

クイーンズ ハンターズ・ポイント・サウス・パーク

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イーストリバーに突き出た眺望スペースが先端にある歩行者専用の展望広場。転落防止柵は縦格子タイプです。支柱ピッチ1.8m、格子はφ12、格子ピッチは12cm程度です。今まで散々ガラス、ネット、ワイヤータイプの高欄を見てきたのでヘェー珍しいなぁっていう思いで見てました。ここにもベンチが置かれているという事は今まで見てきた高欄と同じく、座って摩天楼を見る事には変わりありません。座って見て感じたのは目線は摩天楼の稜線を塞いで無いという事。イーストリバーの川幅と柵とベンチの距離を検証して縦格子を採用したのでは無いかな。眺望を担保しつつ、安全面、経済面を考慮しての判断かなぁと思いました。貼られてるウッドデッキの方向も気になりました。
NY-38
展望床 雑踏 孤独

展望床 雑踏 孤独

ブルックリン マーシャ・P・ジョンソン州立公園

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三度目の登場!リラックスベンチ。今回のはベンチと言うよりデッキです。なだらかな傾斜の芝生広場の勾配に合わせて配置された小上がりの床。先端は座れる高さ500mm程度。背面は100mm程度。スペースは2mx2m程度のプライベート展望床ですね。ランダムに何台か置かれてます。その間隔が絶妙。遠すぎず、近すぎず。みんなと居るけど自分の居場所はしっかり確保。公園だけではなくどの場所にでもこの精神が生きているような感じがしました。街の雑踏の中で孤独を感じる。人の話し声が聴こえる場所でひとりきり。この感覚が好きです。
NY-37
SMOKE FREE マリファナ 輩

SMOKE FREE マリファナ 輩

ブルックリン マーシャ・P・ジョンソン州立公園

Additional image
マーシャ・P・ジョンソン州立公園の入り口に置かれていたサインです。黒板にチョークの手作り感に好感が持てます。ルールはシンプル。開門は午前9時、閉門は午後10時。犬は入場禁止。風船禁止。お酒はダメよ。タバコはOK。それ以外の行動についての禁止事項は明記されていません。常識の範囲でって事なのでしょうか。面白いのはタバコについて。この公園は吸っても良いのですね。喫煙スペースも無く、灰皿は置かれていませんからそこいら中で吸ってても良さそうなものですが、吸ってる人は見かけませんでした。そうそう、マンハッタンの街中ではマリファナの香りが漂ってました。2021年春、嗜好用大麻の販売が合法化され、許可を受けた販売店で売ってます。どこの街にもいる輩(ヤカラ)とは何回かすれ違いましたが皆、手にはマリファナでした。
NY-36
ソーラー照明灯 縦使い ランドセル

ソーラー照明灯 縦使い ランドセル

ブルックリン ドミノパーク

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ソーラー照明灯発見。10箇所以上の公園や広場周りましたがこの公園だけ設置されていました。この公園はソーラー照明灯のみ、商用電源タイプは見当たりませんでした。モノポールでランドセル背負った灯具高さ4.5mはある製品です。ソーラーパネルは120w程度、珍しく縦使いしてました。バッテリーは?制御は?無日照保証は?等、気になるところは多々ありますが図面がないのでなんとも言えません。でもデザインはイマイチ。多分中国製じゃないかなと思いました。好みの問題ですが今まで散々ニューヨークっぽいファニチャーを見てきたので、この製品の野暮ったさが余計目につきました。
NY-35
人工芝 小口 面材

人工芝 小口 面材

ブルックリン ドミノパーク

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床材に人工芝を使ったスペース、多かった印象です。その場合、端部は必ず壁面に突き当てて人工芝自体の小口が見えないように細工されていました。だから見た目の印象は天然芝のように感じられます。メンテナンスが簡単で経済性も良いこのマテリアルはスポーツ関連の芝生の代替え品としてではなく、ファニチャーの面材としてのポテンシャルは高いなあと感じました。僕らのようなファニチャーメーカーがこのマテリアルを積極的にプロダクトに使用していく必要性を思いました。イベントや展示スペースでの簡易的に芝生をイメージさせる使い方ではなくこのマテリアルの特性を活かした製品開発は今後のテーマとします。
NY-34
テーブル ビールケース マスト

テーブル ビールケース マスト

ブルックリン ウイリアムズバーグ

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[Bright Side]という店名のカフェの前、店舗側にはイメージカラーのハンターグリーンに塗られたベンチとベンチに固定されたφ300程度の丸テーブル。店の前にある広場側には背付きベンチと移動式φ600程度のテーブルと丸椅子。何気なく通り過ぎそうになったのですが下の写真のプラスチックのドリンクケースのテーブルを発見して足を停めました。日本で目にするのはビールケースをスツールに利用する景色、テーブルはあまり見たことありませんでした。そう言えば、ニューヨークではオープンスペースにテーブルが置いてある数が多いなぁと思いました。人を歩かせて、ベンチを置いて座らせて、滞留させて、店で飲み物や食べ物を買ってもらって、お金を使ってもらう。その為にはテーブルはマストですね。
NY-33
バリコン リユース クリーニング

バリコン リユース クリーニング

ブルックリン ウイリアムズバーグ

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今回の旅で一番住んでみたいなぁと思った街ウイリアムズバーグ。マンハッタンでも見かけましたが、ここでも建設廃材のコンクリートの塊をいい感じに割ったバリケードコンクリート(略してバリコン[命名:風熱世紀]笑)を数多く見かけました。一方通行にして自転車レーンやプラザをつくり、そこに物理的に進入できない仕掛けを作る。それもお金をかけずに。普通だったら粉砕されて道路の路盤材となるところを塊のままリユースされています。下の写真ではプランターとセットで配置されテーブルやベンチとして使われています。何年後かに、経年変化で汚れが付着した場合のクリーニング方法に関心がいきますね。
NY-32
プランター スタッキング 障害物

プランター スタッキング 障害物

ブルックリン ウイリアムズバーグ

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左から、歩道→自転車レーン→ランニングロード+レンタルバイクステーション→一方通行車道→路肩駐車スペース→歩道。公共の道路を使用するそれぞれの人達がちゃんとルールを守って利用しています。安全が確保でき安心して自分の目的を達成できる。この仕組みをストリートファイトした、ジャネット・サディク=カーン氏はスーパーヒーローですね。こんな光景を東京でも見たいです。レンタルステーションのオペレーションタワーの上にはソーラーパネルが見えます。電動自転車の充電やシステム制御を完全独立電源の思想でこのソーラーパネル1枚でまかなえてるとは思えませんが、この仕組みは僕らの会社で取り組むべきテーマだと思いました。
NY-31
リラックスベンチ 幅 設置間隔

リラックスベンチ 幅 設置間隔

ブルックリン ドミノパーク

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またまた登場、リラックスベンチ。今回のタイプは幅が700位の一人用です。このタイプも脚を伸ばす部分がとても長い。と言うか何故ここまで長いの?って思いました。でも上の写真の使い方を見て納得です。このベンチの設置間隔は900程度、2人(カップルでも、友達でも)で座る場合、2台のベンチを利用した場合距離を感じます。脚を伸ばす部分が長いと、重なって利用する事が出来るんですね。ベンチは並んで利用するモノっていう固定観念にとらわれない使い方でした。2人で重なってイーストリバー越しにマンハッタンを見る。隣のベンチとの距離がある為2人だけのプライベートな空間が確保出来ます。この間隔は浅草のサウナの休憩室にあるリラックスソファの間隔ですね。
NY-30
東京湾岸 パワーカップル フードトラック

東京湾岸 パワーカップル フードトラック

ブルックリン ウイリアムズバーグ

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東京の湾岸エリアの感じがするウイリアムズバーグ地区。元倉庫のレンガの建物の外壁だけを残して中は完全にリノベーション。住居ではなくオフィスとして貸し出してました。この日は土曜日、このエリアに住むパワーカップル達がやって来たフードトラックに群がってました。テーブル、チェアは数少なめ。皆さん購入した食べ物抱えて川沿いのひらけたスペース目指して移動しています。フードトラックが持って来たプラスチック製のテーブル、チェアがお洒落。古いレンガに似合ってます。
NY-29
ベンチ 寝転ぶ 靴脱ぐ

ベンチ 寝転ぶ 靴脱ぐ

ブルックリン ブルックリンブリッジパーク

Additional image
座らせ方について考えました。背付きベンチ、背なしベンチ、縁台。ベンチのカテゴリーを僕らはこんな風に考えがちです。この製品は、高さ(H)は500、幅(D)は1000、長さ(L)は6000。このルールの中でさっきの3つの要素を持つプロダクトです。ゴロンと寝転ぶ事を世間が気にしなくなった時、生まれるプロダクトです。その時、高さ500の大きな床に、靴脱いで座ると気持ち良いだろうなぁと思いました。
NY-28
緑色 自転車レーン アイコンタクト

緑色 自転車レーン アイコンタクト

ブルックリン ダンボ

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自転車でニューヨークを走り回っていると、緑色に塗られた自転車レーンを見ると嬉しくなります。日本の街中では体験した事がない感覚。誰にも邪魔されずにスイスイ走れます。歩行者はきっちり歩道を歩いてます。路上駐車(許可制)は多いですがちゃんと白線内に停車してます。カーブを曲がるドライバーもスピード落として、しっかり目を合わせてアイコンタクトしてきます。危ない!と感じた事は一度もありませんでした。東京で川沿いの自転車専用道路を走る感じで、街中サイクリングを楽しめました。
NY-27
プランター スタッキング 障害物

プランター スタッキング 障害物

ミッドタウンイースト NYCフェリー乗り場

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水辺の柵はネットかガラスかワイヤー。縦格子の柵はほとんど見かけません。ネットの場合使用されているのは、最近日本でも見かけるスイスの会社「ヤコブ」社の製品。チカラワザで施工できてフレキシブルに対応する感覚が実にニューヨーク的なマテリアルです。支柱は16tのフラットバーを斜めにカットしてスリーブ溶接。スリーブにM6のタップ切っていて両サイドからビーム突っ込んでアイボルトで固定。アイボルトにネットを引っかけるワイヤーを通して完成です。使用する場所によって高さを変えたり、角度を変えたり。同じマテリアル、同じ施工方法で様々な状況に対応してました。
NY-26
笠木 柵 ハイチェア

笠木 柵 ハイチェア

ブライアントパーク 5th Ave.

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ブライアントパークの図書館側にある柵の笠木をテーブル代わりに使ってハイチェアを置いています。高さが1m程度の防護柵の笠木の幅が広いという事は色々な使い方ができるものですね。それもわざわざ新しく作ったわけではなく、そこに昔からあるモノを現代風に再解釈して新しい価値を見つけてるセンスが良いなあと思いました。この公園にはゴミ箱も多く、メンテナンスワーカーも多数ウロウロしている為、笠木の上には飲み残しのコーヒーも飲食のカートンも見当たりません。スケートリンクオープン日の為、芝生で真く写真は撮れませんでしたが、芝生をリンクにする工事風景が見れてラッキーでした。
NY-25
青空 ビルボード 黒舗装

青空 ビルボード 黒舗装

ブロードウェイ タイムズスクエア

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タイムズスクエアで新しいカタログの表紙用の写真を撮影しました。露出の調整が結構難しく絞りを変えて100カット程度撮影しました。原因はタイムズスクエアには太陽光が当たる時間が少ない事かなあと感じました。周りを高いビルに囲まれていて全体的に薄暗い空間になってます。空はピーカンの青空です。この場所の猥雑な賑やかな雰囲気を醸し出しているのは電飾のビルボードです。太陽の光が当たるとビルボードはこんなに目立ちません。床は黒い舗装材、壁はビビッドな原色のビルボード、天井は青空、昼間でも夜のような煌びやかなここにしかない空間が生まれています。
NY-24
移動 固定 ハイテーブル

移動 固定 ハイテーブル

ブロードウェイ ヘラルドスクエア

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プラザに置かれているファニチュア一類は移動できるタイプが大半でしたが、このハイカウンターテーブルはアンカーで固定されていました。日本だとベンチを置いて滞留するスペースをつくる事が一般的ですが、プラザの場合自分のエリアの飲食店の売上を考慮してテーブルを置いている事が多いようでした。立って飲む、立って食べる事に抵抗がないのでしょうね。でもステーキはレストランでちゃんと座って食べるんです。日本で流行ったIKNステーキが失敗したのはそれが理由らしいです。下の写真は固定されて置かれていたゴミ箱です。ゴミ箱は青と緑の2種類。青色の分別用には「METALS,GLASS,PLASTIC&CARTONS」と書かれています。紙以外はほぼ全部ですね。
NY-23
ミント レッド ネイビー

ミント レッド ネイビー

ブロードウェイ ヘラルドスクエア

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この日は土曜日、左のブロードウェイも右のシックスアベニューも歩行者天国になっています。左右に走っている34ストリートは対面通行です。ヘラルドスクエアに置かれたビストロチェアの色はミント、レッド、ネイビーの3色展開。赤色だけスチールの背板のプレートのロゴマークがプレスで刻印されています。他の2色は印刷でした。発注時期によってカラーや印刷方法を変えてるのかなぁ?
NY-22
アート オブジェ ベンチ

アート オブジェ ベンチ

ブロードウェイ Flatiron

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最近日本でも見かけるようになってきた、アートオブジェベンチ。CNCを使って切削した天然木をメタルのフレームで繋いで製品として成立させる作品です。幅と厚みは均等で長さを変化させながら、歩行者の目を惹くうねったようなロングベンチです。ポイントは端部のアール加工。30mmの厚みの木材をさっちり15Rで半円状に切削しどこに座っても膝裏が痛くない形状でした。柔らかな針葉樹が痛めつけられて凹んでましたがこの製品はハードウッドでの加工は難しいだろうなと思いました。防腐処理はしていないようでしたが、この後経年変化でどうなるか観察したいですね。
NY-21
ガラス 借景 メリハリ

ガラス 借景 メリハリ

ハイライン 10番街スクエア

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歩く事が主目的のハイラインの中で人々を佇ませる装置として、10番街スクエアのガラス展望スペースは秀逸です。階段ベンチに座って車道を走るイエローキャブを眺めながらニューヨークを実感できます。夜には夜景が綺麗に見えます。この街にはガラスというマテリアルが似合います。高いところから座って眺める借景がたくさんあるニューヨークでは、施設を作る時いかにして「見せるか」が重要なポイントになります。そう考えると安全を考慮したフェンスの面材はガラス素材がベストです。トップレールにも出来るだけスマートな形状を選択して邪魔にならないよう心がけています。下の写真では張り出した展望スペースの先端のみガラスを使用。両サイドには金網を使用してます。全体的なコストを考えメリハリが効いたデザイン選定だと関心しました。
NY-20
廃線跡地 高架公園 9m

廃線跡地 高架公園 9m

ハイライン ミートパッキング

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ハイラインは鉄道廃線跡地から高架公園に生まれ変わりました。マンハッタンのウエストサイド、14丁目から34丁目まで伸びています。地上高さ9m。マンハッタンのビル群とハドソンリバーを眺めながらの散策は爽快です。歩くことがメインの公園の中でポツポツと滞在できるスペースを設けています。この写真は昔使われていた鉄道のレールの上に置かれたリラックスベンチ。僕らの作っているハコベンリラックスと違うなあと思ったのは、足を載せるスペースの長さ。地面から足を浮かせる事を想定して設計されています。ワイド方向は使い方により色々な長さが用意されています。ハードウッドの積層によるシンプルな構造。人件費が高いこの国、製造原価比率を加工費よりも材料費に重点を置いて設計されているようです。
NY-19
フィフスアベニュー 水 掃除

フィフスアベニュー 水 掃除

5th Ave. E58th St.

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「フィフスアベニュー」。5番街は東京でいうなら銀座通り。銀座2丁目から7丁目辺り。早朝から観光客がウロウロしてます。面白いなあと思ったのは掃除の仕方。掃除機や箒を持って掃除をしている人は見かけません。みんな水をジャバジャバかけてゴミやホコリを車道に流しています。舗装の表面がある程度ツルツルの上、大判の為目地が少なく透水性舗装材じゃないから出来るんでしょうね。車道に流されたゴミは排水口から落ちていきました。マンハッタンのApple Storeの前も雨が降っていないのに綺麗に水で掃除されていました。水をかけているワーカーはほぼ100%アフリカンアメリカン。人種により生業がはっきりしています。コンビニはアジア人、キッチンカーはヒスパニックの人が多かったかな。
NY-18
鋳鉄 溶融亜鉛メッキ仕上げ スパングル

鋳鉄 溶融亜鉛メッキ仕上げ スパングル

6th Ave. E52nd St.

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鋳鉄製のサイクルスタンド。溶融亜鉛めっき仕上げです。スパングルが美しい。センター見切りのパーテーションラインにサンダーで仕上げた跡が見当たりません。1mm程度のバリが出てますが指を怪我するほどの突起ではないです。NYCのロゴがセンス良くデザインされて全体的に洗練された印象を持ちました。めねじアンカー4発での固定方法も秀逸。自然に汚れが蓄積された黒っぽい大判の舗装材と施工したばかりの白いメッキ色のコントラストに目を奪われ、撮ってしまいました。
NY-17
広角 望遠 エネルギー

広角 望遠 エネルギー

グランド・アーミー・プラザ 5th Ave.

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マンハッタンを舞台にした映画でよく見る光景。広角レンズを使って撮影した、高層ビルと空中を舞う大量の鳩。望遠レンズを使って撮影した、星条旗とイエローキャブとサンライズ。当たり前のように撮影できました(スマホやけど)。マンハッタングリッドのおかげで道路の真ん中に立つと川や海までスコーンと抜けて見通せるのがマンハッタン島。両サイドに立ち上がった摩天楼が切り立った崖のようなダイナミックな風景が続きます。エネルギーに満ち溢れた熱気を感じました。
NY-16
ランナー 白人 おしっこ

ランナー 白人 おしっこ

セントラルパーク Center Drive

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朝7時のセントラルパーク。たくさんのランナーが走っています。よく観察すると人種のるつぼと言われるニューヨークにしてはランナーは白人だらけ。アフリカンアメリカン、ヒスパニック、アジア系はほぼ皆無でした。早朝にこの場所を走れるという事はマンハッタンに住む事ができる収入があるという事。裕福な白人層しかいないのも納得です。日本でも見かけるメッセージ入りで、寄付金で設置されている「思いでベンチ」も見かけました。犬を連れた人も多く見かけたけど、立派なセレブな身なりの人もおしっこの処理は全く無頓着。マンハッタン中がおしっこ臭かったです。
NY-15
ベンチ 記念写真 3倍

ベンチ 記念写真 3倍

ブロードウェイ タイムズスクエア

Additional image
タイムズスクエアの階段状のベンチ。6人が一緒に撮影できます。3段目に3人、2段目に2人、1段目に1人です。世界中から集まってくる観光客に対して、タイムズスクエアの記念写真の背景としてインパクトがある建物が入る位置に置かれています。この場所は2009年まで車が走っていました。89%が車に提供され11%しか歩行者にひらかれていませんでした。たくさんの観光客や歩行者は車道にはみ出して歩いていました。塗料とボラード、そして賢い交通運用によるタイムズスクエアの改修後、交通事故は減少し、プラザ沿いの不動産テナント料はそれまでの3倍になりました。
NY-14
SMITH テラス席 道路断面構成

SMITH テラス席 道路断面構成

ブロードウェイ ヘラルドスクエア

Additional image
「THE SMITH」スミスさんの店舗がオープンスペースを自分の店の営業スペースとして利用しています。このエリアを管理する団体に届け出て承認されれば、間口の幅だけ使用できるとの事。自分の店舗の前の歩道の一部にテラス席設けて歩行者の歩くスペースを確保。段差があるその外側には自転車レーンが2車線走ってます。自転車レーンの外側(道路中央部)に設けられたオープンスペースにシックな黒色のパラソルやサインをしつらえて、もう一つのテラス席が作られています。カフェ文化の発祥地、ヨーロッパのカフェには見あたらない道路断面構成です。
NY-13
プランター スタッキング 障害物

プランター スタッキング 障害物

ブロードウェイ ユニオンスクエア

Additional image
車道を一方通行にして自転車レーンを新たに設けてサイクリストの安全を確保する為にコンクリート製の防護柵が置かれています。右にカーブしてきた車がオーバーランして自転車と衝突しないようにする為でしょう。そのコンクリートをユニオンスクエアのワーカーのユニフォームを着ていない、地元のボランティアらしき人達がペンキで塗装してました。メロングリーンの下地の上には何らかのアート表現がなされる事と思いました。どんなアート作品がペインティングされるか楽しみです。来年には完成したアート+ガード+コンクリートを見に又行きたいと思います。
NY-12
プランター スタッキング 障害物

プランター スタッキング 障害物

ブロードウェイ ヘラルドスクエア

Additional image
プラザに生まれ変わったスペースに車を侵入させないための装置は現場発生の石材だけではありません。直径800φ位のプランターも数多く見かけました。仮設で使用する為でしょうか、現場にスタッキングされた樹脂製のプランターも見かけました。植えられている植物は鮮やかな色味がない雑草のような種類が多く、日本のような可愛い草花は見かけませんでした。観賞する為の装置というより、障害物としての機能に特化したプランターの使い方です。これもありだと思いました。
NY-11
ハイテーブル 人工芝 目線

ハイテーブル 人工芝 目線

ブロードウェイ フラットアイアン

Additional image
プラザに生まれ変わったスペースにパラソル、チェア、テーブルが置かれています。面白いなあと思ったのが、高さが1.2m位あるハイテーブルとそれに見合ったハイチェアです。立ったまま飲食する人と目線を合わせられるよう設計されているのでしょうか?光沢のあるビビッドなコバルトブルーとパラソルのダンディライオンイエローの配色が賑やかで上質な雰囲気を感じさせます。少し歩くと人工芝を敷き詰めた空間が広がりました。置いてある木製のゆったりしたアームチェアに座ると目線が一気に下がります。人工芝がある事で心地よい気分で落ち着けます。ポップな色に塗装されたアームチェアの前には1902年に竣工したフラットアイアンビルが建ってました。
NY-10
プラザ 蝶ネクタイ ウエイト

プラザ 蝶ネクタイ ウエイト

ブロードウェイ フラットアイアン

Additional image
碁盤の目のようなマンハッタンの道路(マンハッタングリッド)の中を斜行するブロードウェイ。その交わりにできる変形交差点(蝶ネクタイ)を通行止めにして整備されたのがプラザ。上の写真はプラザではありません。2車線あった車道を一方通行にして右側の車道を広場化した事例です。左側の車道の左側には緑色でペイントされた自転車レーンが見えます。自転車レーンと歩道の間には石材の車止めが置かれ車の侵入を防いでます。右側を見ると店舗→歩道→段差があって→オープンスペース→車道となってます。車道との境界には大きなプランターが置かれています。このオープンスペースへの入口にはウォーターウエイト式のサインが置かれ「FLATIRONNOMADO」という このエリアの名称が告知されています。
NY-09
プラザ 車止め ファブリックサイン

プラザ 車止め ファブリックサイン

ブロードウェイ フラットアイアン

Additional image
車道を通行止めにして広場化したまちなかのプラザ。高さが車道と同じレベルの為、いかにして車の侵入を妨げるかがポイントです。目についたのがゴツゴツしたコンクリートや石材の塊。現場で発生した廃材を侵入防止用車止めとして活用しています。それらの石材にポップなグラフィックデザインが施されたファブリックサインを被せてエリアの賑わいを創出しています。「THE BEST SEAT IN THE HOUSE」。直訳すると「家の中で最高の席」でも僕には「ブロードウェイで一番素敵なプラザですよ」って言ってるような気がしました。各プラザ同士が切磋琢磨して地域全体を盛り上げようとしているように感じました。
NY-08
プラザ ワーカー ユニホーム

プラザ ワーカー ユニホーム

ブロードウェイ フラットアイアン

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ブロードウェイを歩くと現れる多くのプラザ。プラザとは日本で言うポケットパークみたいな広場の事。サディク=カーン氏が行った改革のひとつで、車道を通行止めにして広場化して民間事業者に管理を任せる手法。そのプラザの管理を請け負っている各プラザのメンテナンスワーカーのユニホームの写真2枚。上がフラットアイアンプラザのワーカー。下がユニオンスクエアプラザの人です。ゴミ掃除やテーブル、チェアの整列等忙しく働いています。ヒスパニック系やアフリカンアメリカンの男子が多い印象受けました。アングロサクソンの人はほぼいませんでした。移民の人たちが居て初めて成り立つプラザの運用である事を痛感しました。
NY-07
現場打ち フラット グレートーン

現場打ち フラット グレートーン

パーク Av E27 St

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歩道の舗装は、アスファルトでもインターロッキングでもなく、目についた限りでは現場打ちのコンクリート。従って表面排水です。車道に向かって若干の水勾配はついてますがほぼフラット。インターロックング舗装のような目地もなく、歩道にテーブル、チェアを置いてもガタツキがありません。高さ調整の為のアジャスターも必要なし。でも舗装面のひび割れは数多く発見しました。彩度の低い落ち着いたグレートーンのコンクリート色がシックに感じられました。表面を櫛引き仕上げして滑り抵抗値も確保されてます。
NY-06
ピンク 輝度比 コンクリート

ピンク 輝度比 コンクリート

パーク Av E34 St

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点字ブロックはピンク色。輝度比は3.0以上はありそうです。歩道の舗装は9割以上はコンクリートの現場打ち、ショッキングピンクが目立ちます。が、恥ずかしい感じはしません。この街にこの色は似合ってます。誘導の点字ブロックは全く見かけません。どうやってここまで誘導するのかは全く不明。弱視の人の為の点字というより健常者に向かって「ここで止まれよ!」って言ってるようでした。この国では当然のように誰もが信号が赤でも車がいない時は無視して渡っています。日本では当たり前になりつつある、バリアフリーやユニバーサルデザインの思想が感じられるプロダクトはほぼ皆無でした。自分の身は自分で守る。心地よい緊張感の中、街歩きを楽しみました。
NY-05
ポリマー アクリル アスファルト

ポリマー アクリル アスファルト

ロウアーマンハッタン Fulton St

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カーン氏の「ストリートファイト」の中に塗料の話が出てくるのが気になってました。「・・・・熱可塑性樹脂塗料(舗装に直接塗られるポリマー塗料)あるいはアクリル変性エポキシ樹脂塗料・・・・」。アスファルトに直接塗って車道を歩道に変えたり、自転車レーンやバスレーンに改良する方法の記述の時に出てきました。この写真はアスファルトに上記の塗料で絵を描いて歩道にしています。元は車道だったところを一方通行にして自転車レーンと歩行者レーンにしたのでしょう。この街を歩いて感じたのは歩道が車道より高くなっていない場所が多いという事です。多分、元車道を歩道にしたところが多いからだと思いました。バスレーンの赤色、自転車レーンの緑色は定番です。屋外の場合、天井と壁は自分達ではどうにもなりませんが床だけは設えます。アートで表現する歩行空間は歩きたくなりますね。
NY-04
ビストロチェア アイコン 広告

ビストロチェア アイコン 広告

ミッドタウン ブライアントパーク

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ブライアントパークの入り口に貼り出された広告サイン。ファブリックにデジタル印刷してフェンスに括り付けられています。この日から始まったスケートリンクの広告です。スポンサーは BANK OF AMERICA。ニューヨーク市の持ち物でありながら、BPC(ブライアントパークコーポレーション)という組織がニューヨーク市と提携を結び運営している為、民間のテーマパークのような雰囲気です。ブライアントパークのアイコンであるビストロチェアを大胆にデザインしたグラフィックデザインは道ゆく人を誘求するにはぴったりのイメージ戦略だと感じました。深緑のお馴染みのカラーの木製の座板に刻印された公園のロゴマークもしっかりブランディングがいきとどいてるなあと思いました。
NY-03
ハイチェア 笠木 カウンター

ハイチェア 笠木 カウンター

ミッドタウンイースト E34s

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200mm 幅の笠木カウンター、厚みは 40mm はあります。シルバーグレーに退 色したハードウッドが水辺の雰囲気を引き立てます。北からの海風が強い川沿い の午後、何人かの人が、髪の毛をなびかせハイチェアに座って熱心に勉強中でした。 支柱を手前側に角度をつけてます。チェアに座っても転落防止柵のパネルが足に 当たらないように工夫されています。笠木の高さは 1300mm。笠木カウンターに 飲み物や食べ物を置いて、ハイチェアに座らず 立って佇むにもちょうどいい高さです。座った 後に足を置くステップも程よい高さに設定され ています。
NY-02
イーストリバー ハドソンリバー 2 本の川

イーストリバー ハドソンリバー 2 本の川

ミッドタウンイースト E34s

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上の写真はイーストリバー右岸からクイーンズを見た景色。下の写真はハドソン リバー左岸からニュージャージーを見た景色。マンハッタンは 2 本の川に挟まれ た南北に長い地形。二つの川沿いを歩くと、どこをフレーミングしても借景が ニューヨーク。180°見渡せる開放感のある風景が広がります。対岸の高層ビル群 と手前の川の流れが爽快です。ベンチに座った目線から景色を綺麗に見せる為、 転落防止柵には縦格子は使われていません。細 いワイヤータイプかメッシュの金網タイプが主流です。
NY-01
JANETTE SADIK KHAN

JANETTE SADIK KHAN

マンハッタン W46st

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元ニューヨーク市交通局長ジャネット・サディク=カーン氏の著書「ストリートファイト」。今回のニューヨーク行きのきっかけはこの本でした。ヒューマンスケールの街路づくりを実現する為に様々な改革を行ってきた現場をこの目で確かめ、僕らが日本でもやれる事を探したいと思い渡米しました。ニューヨークでの移動はレンタル自転車「CitiBike」。日本でアプリ入れて予習して行きました。利用料金はシングルライドが$4.79/30分、1日パスは$19。街中に1500箇所以上あるステーションで借りられます。ただし30分以内にどこのステーションでも良いので返却しないと追加料金が加算されます。電動タイプと普通のタイプの2種類用意されています。還暦過ぎの僕には電動タイプでしょ。追加料金が$0.17/分かかります。1時間で1500円程度。しょーがないね。